2016年10月14日金曜日


昨日、十三夜ということを

すっかり忘れていた。

悔しい。

でも、今日は今日で、

きよらかな月だった。

閉店後のお店に、

これから何かの作業で入ろうとしている

男性たちとすれ違った。

いろんな長い夜があるんだなあ。

私は、歌をうたう仕事以外で、

憧れたものがいくつかあって、

そのうちのひとつがデパートの

ディスプレーをつくる人だった。

舞台のセットをみているようで、

私にとっては、当時学んでいた

演劇の勉強のようにも思えた。

よく、人生をドラマに例えたりするけれど、

だあれもいない夜の道は、

私の大事な舞台で、ディスプレー。

ほんとうの季節が、その瞬間、

私のためにトレンドをみせてくれる。

月と街灯が素晴らしい照明になって、

風は音楽になったり、

相手役になったりしてくれる。

今日はクマみたいな木が、月を抱えて登場した。


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