2016年12月12日月曜日


大好きな風景をきりとりに、歩道橋をのぼる。

向かいがわの階段からも、男性がひとりのぼってくる。

私たちは歩道橋の上ですれちがって、ほぼ同時に立ち止まった。

男性だと思っていたけど、まだ高校生かもっと下か?の男の子だった。

その子も、私も、同じことをして、用が済んだので、歩き出した。

あ、また同時だったなあと思って、ふり返ったら、にこにこ嬉しそうに携帯電話をポケットにしまっていた。

顔も覚えていないけれど、同じ時間に、同じ景色をきりとった人がいる。

年齢だけで言うと、彼は私より長生きするだろう。

それがとっても嬉しくて素敵なことだと思った。

人は、ひとりじゃないし、たとえ、ひとりになったとしても、その1は、途方もない数の最後の1だ。


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