2017年2月27日月曜日


ある曲の思い出。

今のようにインターネットが一般的では無かった時代。

面と向かって言っていただく数人の方の感想が、全世界の総意のように思えた。

「流行りじゃない」「暗い」という感想をきくたびに、ポジティブな意味合いで「せつない曲」とは言い難いのだとしたら、単純にいい曲じゃないからだと、リリース直後、落ち込み気味でした。

だけど、渋谷のセンター街でたまたまきこえてきたラジオに魔法をかけてもらった。

その流行りじゃない暗い曲の紹介には、「センチメンタルソング」という冠がついている!

カタカナで書くと、なんだか和風ですけれども、ネイティブイングリッシュの発音だと、とってもおしゃれな、胸キュンソングのようにコーティングされていたのです。

自分もラジオをやっていた時期だけれど、どなかたの曲を紹介するとき、あんなに素敵に音楽の背中を押してあげられなかったと思う。

話すというのは、放すこと。

放送で送るものは、愛だと思うし、受け取るかたが嬉しくなる包装をして贈るものだと思う。

ある曲の思い出と書いたけれど、曲の話しがしたかったんじゃないの。たくさんの言葉が無数に飛び交う世界だから、思い出したのです。

PCのキーボードのenterキーは、世界放送への入口みたいだよね。


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