2020年11月7日土曜日



子供の頃から歩道橋が好きだ。

信号と違って、自分の都合で大きな道路を渡って行ける。

橋の上から車の背中を見ていると、馬に見えてくる。

東京砂漠なんて言葉があったけど、私の広野は緑の草原。

手摺りに触れると、季節の移ろいを感じる。

冬は本当に冷たい。

できたら、この手摺りの上に鳥のように座ってみたい。

変なステッカーや張り紙、サビのはげ具合。

どの橋も、個性的。

生きているようにも思えてくる。

実は少しずつ、移動していたりして。

現実にはできないことを思い描ける場所はどこでも好きだ。

影の梯子。

踏み外したおかげで、まだ現実に生きてる。